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RICOH GR All Black

RICOH GR All Black

2018/3/5

日常的に写真を撮りたい、でも毎日Leica M9-PやSONY α6000を持ち歩くのはつらい。ということで半年ほど前にRICOH GRを買っていた。

もともとGRは2013年の発売日に購入して、1年ほど使っていた。ところが後から買ったSONY RX100をよく使うようになり、GRは友達に売ってしまった。それから数年の時を経て、人生2度目のGR購入。RX100系や他の1インチセンサーのコンデジも考えたが、GRは少しボディが大きいものの、APS-Cだし、単焦点だし……という理由で再購入することにした。ホントはGR IIにしたかったけど、安い初代の方で。

All Black

「All Black」という格好つけたタイトルをつけたが、理由はレンズのネームリングとボディ右下にある「GR」のロゴを黒にしたから。正面から見るとまさに真っ黒で、大変にオタク心をくすぐるというか、所有欲が満たされる。

GRはレンズネームリング交換サービスというものをやっていて、文字通りネームリングをデフォルトの白字のものから黒字のものに変えてくれる。新宿にあるリコーイメージングスクエアに持ち込んで交換してもらった。

GRロゴの塗りつぶしは自分で作業したが、なかなか大変だった。
まずはエナメル溶剤で、頑張って白い塗装を落とす。埃や塗装のカスを綺麗にしてから、ガンダムマーカーの流し込みスミ入れペンで塗料を流し込んでみた。ところがこのスミ入れペンの塗料は結構光沢があり、GRのボディの質感とあまり合わなかった。仕方がなく再び溶剤で塗料を落とし、今度はHoltsのつや消し黒の補修ペンで再チャレンジ。ペン先からの塗料の出が良すぎて苦労したけど、綿棒やつまようじを活用して、なんとか塗料を流し込めた。この補修ペンはいい感じの質感のブラックで、カメラボディとの相性もいい。流し込んだ塗料がはみ出てしまったけど、ガンダムマーカーの消しペンで何度かこすったら、はみ出た塗料を除去できた。

そんな感じの経緯がありつつ、真っ黒なGRが完成した。苦労した分、愛着がわいた。

GR

GRの良いところは、センサーが大きくレンズが良いのでとにかく写りがいいところ。単焦点なのでズームレンズ搭載のコンデジに比べてレンズの繰り出しが少なく、起動時間が速いところ。バッテリーの持ちが良く、電源を切って数週間放置していてもバッテリーがほとんど減らないところ。そして、とにかく快適に写真を撮れる操作性の良さ。

2013年のカメラなので、Wi-Fiでスマートフォンと接続して撮った写真を転送する、という最近のコンデジには当たり前のようにある機能はない。なので、以前使っていたEyefi MobiPROを引っ張り出してきて、iPhoneに写真を送れるようにした。まさか2018年にEyeFiを使うことになるとは。

28mmという画角は正直苦手だけど、iPhone 7と同じ画角なので、スマホで写真を撮る感覚で臨めば意外といい感じ。
引き気味でグリッドに沿って整然とした写真を撮るか、大胆に寄って広角ならではのパースをきかせるか。シャッタースピードを遅くしてスナップで人を流す、あえて画面全体をぶらす、とか。GR DIGITAL IIの頃からGRシリーズを使っているので、操作も悩むことはなく、まさに「手に馴染んでいる」感覚がある。


毎年、次から次へと新しいカメラが発売されて、色々と目移りもしてしまうけど、やはり写真用のカメラは写真撮影に特化しているプロダクトが使っていて気持ちいいと感じる。
自分だけのカスタマイズができたことだし、長く使いたい。とはいえGR IIの後継機が出たらめちゃくちゃ悩むと思うけど。APS-CセンサーでGRDサイズになって欲しいけど、高望みかな。

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